通信総合博物館ていぱーく

郵便ポストが初めて登場した「書状集め箱」「黒塗柱箱」などは、火事で燃えてしまったり視認性の悪さが問題となっていました。
その後登場した赤い丸型の郵便ポストになってからは、これらの問題は解決され、次の問題は「中の郵便物が雨でぬれないように!」という対策が練られることになります。

 

初めて雨対策が施された郵便ポストは、1901年の中村幸治氏による「中村式郵便ポスト」になりますが、差し入れ口に蓋(ふた)が取り付けられているものになります。
この蓋が取り付けられている郵便ポストは通常の雨では、郵便物が濡れることはありませんが、強風時には蓋がめくれ上がってしまう欠点がありました。

 

そのため、強風時でも雨に濡れないようなポストが必要になりますが、1908年になりようやく「回転式郵便ポスト」というものが登場することになります。

 

この回転式郵便ポストの仕組みは、差し入れ口が回転式となっていて、つまみを回すことで差し入れ口の開閉を操作できるようになっているものになります。

当時の郵便ポストとしては、非常に画期的なアイデアで強風時にも雨に濡れないものでしたが、重い鋳鉄製のふたを支える軸の強度が不足していたことから故障が多いという欠点があるものでした。

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