通信総合博物館ていぱーく

 

日本に赤く丸型の郵便ポストが登場したのは1901年になりますが、それから7年後の1908年には”雨よけ対策”の決定版ともいえる「回転式丸型郵便ポスト」が登場します。
しかし、丸型郵便ポストは、ふたの部分の強度が不足していることで、故障が多く発生していたことから、庇(ひさし)のついた「丸型庇付郵便ポスト」が登場することになります。

 

丸型郵便ポストの登場から、わずか12年の間に数多くの改良が加えられていて、明治時代の時代の変化の速さを感じることができるものだと思います。

この庇の付いた郵便ポストは、蓋を取り付けるのをやめ、その代わり差し入れ口の所に庇を付けたものになります。

差し入れ口から蓋がなくなり庇が付くようになることで、「投函のしやすさ」と「メンテナンスからの解放」というメリットが生じることになりました。

 

蓋が取り付けられた回転式郵便ポストは、強風時の雨のときも郵便物が濡れないというメリットはありますが、利用者が投函するたびにつまみを回して入れる手間が不人気の理由になっていました。

庇に変更されることで、投函しやすくなるだけでなく、郵便ポストの修理やメンテナンスなどもしなくて済むようになり、丸型庇付郵便ポストは、以後しばらく間、利用されることになります。

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