郵政資料館パンフレット

 

日本の郵便制度は、今から約140年ほど前の1871年に始まりました。
当時の郵便ポストは、木製の箱に屋根が取り付けられたもで、大きさも非常に小さいものになります。

当時の人々は、郵便によって手紙を出す習慣もありませんでしたので、その郵便ポストには郵便制度の開始をお知らせする「太政官布告」が備えられていたそうです。
また、送り先によって郵便料金が異なっていましたので、「郵便料金表」も付けられていました。
この二つが郵便ポストに備えられていたことから、周囲の人々は郵便制度というものを知ることができ、また、いくら払えば手紙が届くのか?といったことまで理解できるようになります。

ここで、もう一つ興味深いものが備えられていたのですが、それは「手紙を出すときの心得」になります。
心得ということで、「季節のあいさつを最初に書きなさい・・・」であるとか、「字をきれいに書きなさい・・・」といった内容ではなく、基本的な手紙の書き方が記されていたものと言われています。
受け取った人が「誰からの手紙か?」「いつ書いたものか?」などが分かるように、記載しておくべき基本的事項が書かれていたものになります。

日本で最初の郵便ポスト、「書状集め箱」は手紙の書き方まで教えてくれる親切なポストといえますね。

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