逓信総合博物館ていぱーく

戦後、再び登場した丸型の郵便ポストは、取扱数が増加してくると、収集作業に大きな手間がかかることが問題となっていました。
数多くの郵便物を底から手で取り出すのは、時間もかかり無理な姿勢を強いられるものとなっていました。

 

この問題を改善するために改良された郵便ポストは、1970年に登場した「郵便差出箱1号(角型)」と呼ばれるものになります。
この郵便ポストは、郵便物の取り扱い量が多い都心部から採用されだし、次第に全国に普及するようになります。

 

郵便差出箱1号(角型)の大きな特徴は、「下に脚柱が取り付けられた」ことと、「鋳物ではなく鋼板が使用されている」ことの二つになります。

 

郵便ポストの下に脚柱が取り付けられた理由は、郵便物の収集時に無理な姿勢をしなくても取り出せるためですが、当時使用されていたガス管と同じものを採用することでコストカットが行われていたことに特徴があります。

また、大量生産に向いている鋼板を使用することで、郵便ポスト1基あたりの設置コストも削減されることになります。

さらに、丸型郵便ポストは重量があり、土台となる石を下に敷いていましたが、郵便差出箱1号(角型)は地中に埋め込み、コンクリートで固めるだけで済んでいる点も異なっています。

 

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