逓信総合博物館ていぱーく

 

現在は当然のように利用する速達郵便ですが、歴史的には意外と古くから取り扱いがあり、1911年には日本全国の配達困難地域を除いて速達郵便が利用できるようになりました。

 

もっとも、戦前の時代には頻繁に利用されるものではなく、本格的な利用が普及しだしたのは戦争が終わってからのことになります。
終戦後は経済の発展とともに、速達郵便が利用されるケースも増加してきましたので、速達郵便専用の郵便ポストが必要になります。

 

日本で最初の速達郵便ポストは、1956年に登場した丸型郵便ポストを改良したものになりますが、1960年の郵便差出箱4号が登場することで、効率よく大量に郵便物を取り扱うことができるようになります。

 

通常の郵便ポストとの大きな違いは「色」になりますが、青いエナメルで塗装された郵便ポストが速達専用の目印になります。

 

この速達専用の郵便ポストの大きさは、高さ80cm・幅37cm・奥行51cmと、比較的小型でしたので、1965年に登場する大型の郵便差出箱特4号とともに、地域によって使い分けがされていました。

 

しかし、速達郵便を気軽に出したいときに、専用の郵便ポストの数が不足していることが不便であるという問題点も残っていたものになります。

 

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