逓信総合博物館ていぱーく

 

郵便に関する用語に「前送」という言葉がありますが、これは、一時的に郵便物を特定の場所に保管することをいいます。
たとえば、年賀状などの大量の郵便物は、元日の前日には配達スタッフの自宅にすでに届けられていることがあります。
このように、一時的に保管する場所のことを前送施設などと呼びますが、この機能が備えられた郵便ポストが1959年に登場することになります。

 

都心部の郵便ポストなどから郵便物を集めるときに、一人では持ち帰ることができない程の量がある場合があります。
そのようなときに、郵便局と郵便ポストを往復するのは効率が悪いので、一時的に保管のできる郵便ポストがあると便利になります。

持ちかえり切れない郵便物は、余裕のある他のスタッフが”前送”機能の備わった郵便ポストから持ち帰ることで、効率よく郵便物を集めることができます。

 

この郵便ポストは「郵便差出箱6号」と呼ばれるものですが、デザイン的に通常のものとは少し異なる部分があります。
通常の郵便ポストは、脚柱が取り付けられていますが、大量の郵便物を収納できるように脚柱は備えておらず、上から下まで郵便物を収納できるようになっています。

このように大量の郵便物を集める必要があるときには、”前送”できる機能的な郵便ポストが必要になります。

 

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